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行く末

私はいつだって
自分が生きていたという事実を
誰もが忘れてしまうことを
最も恐れているのです。


目次を豊かにしていくためには
決断はとても大切なことです。
それが予め決まっていた
道筋だとしても
自分で物語を語り、守っていく中で
それは重要なこと。


今は装丁の色彩に
目星をつけ。
そして、
時の堆積を細やかに織り上げつつ
物語を書き綴っているところです。


私が花と共に細長い箱に納められる頃
初めてそれは完成するでしょう。
誰かに読まれたなら
私は再び束の間の生を与えられ
確かに存在していたものとして
微かな輪郭を得るのです。

私が本を読むとき、
あなたたちが
私の中に根を張り生きていることを
誰ともなく伝えたい気持ちになります。
by xxxsecret0122 | 2014-11-16 12:34