人気ブログランキング | 話題のタグを見る

私を読んで


鈍感になることは
生きる術としては正しいかもしれない
でも、それでいいのかしら

貴女の年齢を越えて生きる私は
時折、この先の人生の長さに
絶望しそうになる


このまま、ずっとずっと…?


足を踏み外したみたいに
バランスが崩れて
不意に終わりたいと思う


こんなことを考える日もある
それを誰か
黙って頷いてくれる?
# by xxxsecret0122 | 2015-09-27 10:17 | 徒然

行く末

私はいつだって
自分が生きていたという事実を
誰もが忘れてしまうことを
最も恐れているのです。


目次を豊かにしていくためには
決断はとても大切なことです。
それが予め決まっていた
道筋だとしても
自分で物語を語り、守っていく中で
それは重要なこと。


今は装丁の色彩に
目星をつけ。
そして、
時の堆積を細やかに織り上げつつ
物語を書き綴っているところです。


私が花と共に細長い箱に納められる頃
初めてそれは完成するでしょう。
誰かに読まれたなら
私は再び束の間の生を与えられ
確かに存在していたものとして
微かな輪郭を得るのです。

私が本を読むとき、
あなたたちが
私の中に根を張り生きていることを
誰ともなく伝えたい気持ちになります。
# by xxxsecret0122 | 2014-11-16 12:34

愛としか言いようがない



精神と肉体が
同時に迎えた絶頂

目に見えるものなどなくても
私の中には確かに
あなたに対する何か
形容しがたくも大切なものが在る

あなたにしか
開かない 私
# by xxxsecret0122 | 2014-11-06 01:14 | 徒然

あめのひ



静かに読書をすると
聞こえるのは雨音だけ

心に波が立つと
途端に騒がしくなる耳元



女だから
なんだって?

好きに生きていくだけさ




そういう時に限って
手持ち無沙汰で
会いたくなる

望まれて生きてりゃ幸せだろう
でも
望みもないのに
生きていたって仕方なかろう



何処かに行かなきゃ、と
意味もなくざわめく気持ちを
どうか鎮めてよ

此処に居ればいい



単なる好奇心か

理由をつけて
諫める


どっちだって構いはしない
私の人生だもの
# by xxxsecret0122 | 2014-08-10 16:54 | 徒然

4474510


私はあと何年生きるだろう。


この肌も、髪も、内臓も、神経も
使い古されていく。
でも、精神の発達だけは
死ぬまで止まらないらしい。



一番の敵はいつだって
内側からやって来る。



心の中の怒りや憎悪、狡猾
または諦め、煩悩
直視したくない感情。

自分で自分を少しずつ蝕んでいく、癌。


それらを
「自分の一部である」と
「受け入れよう」と思うのは
なかなか難しい。



私が手伝おうとしてるのは
そういうことなんだけど

私は体は健康そのもので
心は多少弱いけど
結構それで充分で

だから
傍に居ることはできても
本当の苦しみは分からないかもしれない。


そもそも誰だって
簡単に己の内側を曝け出す人は
なかなか居ないし
見えないものをありのまま受け入れることも
また困難だけど



たった一人が
自分を認めてくれるだけで
涙が出るほど喜びを感じることもある。
自分が認められない自分を
肯定してくれる温かさ。



そういう意味では
私は何度も救われたから

いつか、誰かに
そんな風に関われたらいいと思う。



そうしたら
素晴らしい人間になれなくても
ただ老いていくだけの心身はでは無かった、と
なかなかいい人生だったじゃないか、と
最後に笑えるかも知れない。
# by xxxsecret0122 | 2014-07-05 09:23 | 徒然